睡眠

　今日は朝から家には誰もいなかった。弟の合宿に親も明日まで行っているので明日の夕方まで一人だ。

　昨日、っていうか今日寝たのが5時過ぎだったので起きたのは13時過ぎだ。生活乱れまくってヤバい。4時くらいになっても全く眠くならないから怖い。

　ちょっと前にアンビリバボーでやっていたが、人間は11日間寝なくても死なないらしい。トニー・ライトという42歳の男性が不眠への挑戦をして、266時間の不眠を達成したという内容だった。トニーは生の食品だけを食べ睡眠時間を減らす実験を100回以上繰り返し、8日間の不眠生活に成功した。そして今回は11日間の不眠に挑戦することにしたのだ。

　1964年にアメリカで、高校生のランディ・ガードナーが自由研究でどれくらい寝ずにいられるか実験して、264時間12分の不眠記録を達成したのを根拠にして、トニーは264時間を目標にしたらしい。ランディの実験では、3人の研究者が立ち会って克明な記録が取られたので正確な記録といえる。ギネスではゆりかごに揺られながら400時間起きていたという記録があるが、ただゆりかごで揺られていただけでは記録は正確ではないためトニーはランディの記録が正確な記録と考えたらしい。今は危険であるということで不眠の項目は排除されたらしい。ランディの記録は、
　不眠2日目　目の焦点が合わず、視力が低下。テレビを見なくなった。
　不眠3日目　気分が落ち込み、運動機能の低下。
　不眠9日目　ラリってきて、意味不明の言動や妄想。
　不眠11日目　ついに寝てしまい、264時間12分の記録を達成。

　トニーも研究者の立会いを希望したが危険だということでことごとく拒否されたらしい。そこでトニーはインターネットを利用して、32台のウェブカメラを使いリアルタイムで映像を流し、世界中からパソコンを通じて監視されることで不眠を証明しようと考えた。これは日記と共に配信されていて、初日の日記には「不眠に挑戦する前日の睡眠時間は3時間だった。もっと寝ておけば良かった」と書かれていた。
　トニーは友人のバーを借りて実験した。トニーが協力を求め、面白そうだからということで友人はOKしたらしい。このバーには多くの人が朝まで出入りするから実験に利用しようと考えたのではないか、とその友人は語っていた。トニーには常に2～3人見張りがついていたのでトニーが1人になることはなかった。
　不眠2日目　「ほとんど睡魔を感じることはなく、3日目は先がとても長く感じる。」と日記に記す。

彼の挑戦を知った多くのマスコミが取材のためにバーに押し寄せ、体力を消耗することとなり、
　不眠5日目　100時間を越えたところで「死にそうに眠い」。友人と話して気を紛らわせようとするが、「耳鳴りがする。パソコンの文字がクスクス笑いながら躍る。小鬼や妖精達に変わり始める。最後の瞬間、苦痛からの一時的救済がZキーの上にしっかりと来ていた」と日記に記す。トニーさんもついにラリって来ましたかｗ

　不眠7日目　日記には睡魔と闘おうとするイミフな言葉が並ぶ。立会人の一人は、「彼は最後のほうは座ったり横たわることは殆どなく、バーの中をぐるぐるとゾンビのように歩き回っていた」と話す。

　不眠8日目　激しい頭痛に悩まされる。

　不眠10日目　ぐったりして放心状態。立会人は「まるで廃人のようだった」と話す。

2007年5月25日、ランディ･ガードナーが達成した264時間12分の不眠記録を更新、この後2時間起きて266時間の記録を達成した。


　人間がなぜ眠るかというのは科学的にはっきりしていないらしいが、番組で出てきた教授が言うには
・精神的疲労の回復
・免疫機能の維持
・昼間の認知機能の徹底(昼間学習したことを脳内に定着させる)
ということがあるとされている。そして、マイクロスリープという半覚醒時に訪れる瞬間的な睡眠の中で、全然違うイメージを見始め、幻聴や幻覚が表れてくるらしい。教授は、ここが人間の限界で、ここを超えると脳にダメージが起こる可能性があると言う。


　なんかすげぇ長くなったけど、1日や2日くらい寝なくたって死にはしないってことだ。眠気に耐えられないと思うが。11日寝ないなんて考えられねぇよ。普段1日7時間寝てるとしたら普通に寝て生活しているときより、7時間×8日=56時間=2日間8時間、時間が増えることになる。56時間もあったらで何かできるな。

　っていうか人間寝すぎだと思う。1日平均8時間寝て、寿命を80年とすると一生で26年と2日寝ていることになる。人生の3分の1は睡眠か・・・。26年もあったらやれること増えるよ。


　長いからここら辺でやめときます。いつの間にかもう1時半過ぎただし。風呂入って寝る ﾉｼ。