ブギーポップは笑わない

　最近「ブギーポップは笑わない」に始まるブギーポップシリーズにハマっている。これは電撃文庫のライトノベルだ。世界に危険をもたらす存在が現れた時にそれと戦うために一人の少女から出てくるブギーポップという人格と、それぞれ色々な思いを持つ少年少女の話。前から面白そうだと思っていて、BOOKOFFで105円で売っているのを見つけて10巻以上一気に買ってきた。

　作風が独特で、各キャラ視点で一つの物語が描かれていて、読み進めていくと繋がっていく人間関係や見えてくる話が面白い。今のところ主に中高校生が中心の話で、それぞれの登場人物の内面や心情が詳しく描かれている点が作品に引き込まれる。青春を生きるヤツや様々な思いをもったヤツが出てくるが、各巻ごとに中心となるキャラが変わる。まだ4巻目までしか読んでないが、共通して出てくるのがブギーポップで、今のところあまり出てこないので謎が多い。

　また、メインのキャラ達が変わると言っても巻ごとに話が完全に独立しているわけではなく、ちょっとした接点があったり前の巻と同じ時間帯のすぐ近くで事件が起こっていたりして、そのリンクしている世界が面白い。ウィキペディアを漁っていたところ、この作者の他のシリーズとも繋がっているらしい。そっちも気になるじゃねぇか。っていうか登場人物のページ読んでたら軽いノリでネタバレしててひでぇ(つд｀)。俺は話を早く知りたいからネタバレはむしろ歓迎する方だったが珍しく嫌だと思った。今読んでる巻の結末にwktkしてた俺涙目(つд｀)。

　余談だがこの著者はジョジョの荒木飛呂彦に影響されているらしい。また、この作者に影響された人としては西尾維新や奈須きのこがいるらしい。西尾維新は作家、奈須きのこはFateのシナリオ書いたり空の境界書いたりした人。俺はこの2人の作品はよく知らない。知ってる人は知ってると思うけど。


　PSPで「街」というノベル形式のマイナーなゲームがあったが、それは渋谷で活動する人達の話で、6人の主人公達が全く異なる世界（異なる世界と言ってもパラレルワールドという意味ではなく職業や境遇という意味）で送っている人生が複雑に絡み合っていて、選択肢によって他の主人公の運命が変化してBad endとなることもある。人々の行動がリンクしているということでこのゲームを思い出した。なかなか秀逸なゲームだと思ったが結構長くて面倒になって未だにやっていない・・・。3人はクリアしたがあと3人残っているはず。またやるかはわからないが。



　・・・っていうかもう総合テスト一週間とっくに切ってるのかorz。早く終わんねーかな(,,゜Д゜)y─┛。